フリーランスになって会社員を辞めたい。そう思う人、そしてフリーランス起業を実行に移す人は、昨今の社会情勢も受けて増加の一途です。
実際クラウドソーシング「ランサーズ」が実施したフリーランス実態調査2021では、「副業元年」と言われた2018年と比べると、日本のフリーランス人口は500万人以上増加。1,670万人にものぼるとわかっています。

みんなにできるなら、自分もフリーランスになってみようか。
今の会社にいても、収入アップは見込めそうにないし・・・。
この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
筆者自身が会社員からフリーランスになって、人生が好転したと考えている一人です。
ただし会社員を辞めてフリーランス起業する場合、大いに適性が問われるとも感じます。
会社員という身分を放棄してまでフリーランス起業を考える前に、次のフリーランスに対する適正チェックをしてみてください。
フリーランス起業してはいけない会社員の特徴7選

もしあなたが以下の6つの特徴に3つ以上当てはまる場合、残念ですがフリーランス起業については、今一度慎重に考え直すことをおすすめします。
- 家庭がある
- 忍耐力がなく、せっかちな性格
- 本を読まない
- 質素な暮らしは耐えられない
- お金がないと不安になる
- 言い訳なら大得意
- プライドが高い
詳しくみていきましょう。
フリーランス起業に向かない会社員の特徴1:家庭がある
守るべき家族がいる。
そういったご事情のある方には、フリーランス起業はおすすめできません。
フリーランスと会社員の最大の違いは、毎月固定の給与収入が入るか否かに集約されるといっても過言ではありません。
働き方は多様化しても、会社員であり続ける限り、毎月決まった額の給与が銀行口座に振り込まれます。
しかしフリーランスになれば、様相は一転。
- 自分が受注した分の報酬しか得られない
- 取引先企業の締め日や支払ルールによって、報酬が支払われる時期はまちまち
- 報酬を踏み倒す取引先もある
毎月25日に銀行口座に給与が振り込まれ、毎年2回ボーナスが支払われる。
そんな暮らしは、フリーランスとして起業した場合、夢のまた夢です。
万が一自分の自分の収入が途絶えても、配偶者や家族の支援でやりくりできるという恵まれた状況があれば別です。しかし自分自身が主たる生計維持者の場合は、フリーランス起業には慎重になるのが賢明でしょう。
フリーランス起業に向かない会社員の特徴2:せっかちな性格
すぐに結果を求める性格の人には、フリーランス起業は向かないと断言できます。
なぜなら、フリーランス起業してある程度の収入を得られるようになるには、時間がかかるからです。
こう聞いて、「じゃあ、どのくらい耐えたらいいのか?」と問う方は、フリーランス起業に向かないと言えるでしょう。
なぜでしょうか。
理由は4つあります。
- フリーランスは実績がなければ案件を受けられない
- 実績を作るには時間がかかる
- 案件との出会いは、実力だけでなく運に大きく左右される
- フリーランスは取引先企業に大きく左右される
フリーランスは実績が9割
実績のないフリーランスの場合、運良く案件を得られても、ただ消耗するだけに限りなく近い、単価も低い案件しか回ってきません。
会社員時代に大きな事業に携わった経験があったり。何らかの公的資格を取得している場合は、その実績を元にすぐに大きな案件を受注できる可能性もあります。
しかし実際は、ほとんどフリーランス起業したい会社員が、そういった付加価値のない状態から挑戦しようとしているのではないでしょうか。
だからと言って、付加価値やスキルがないからフリーランス起業できないわけではありません。
かく言う筆者も何ら実績も付加価値のない状態から、ライター業でフリーランスを始めています。
○近日公開予定○
誰でもできる!付加価値のない会社員がコツコツ実績をつけながらフリーランス起業して成功する方法
ただしその場合、当然ですが時間がかかります。
それも、「未経験でも3ヶ月頑張ると月収30万円のライターになれる!」などという、よく見かけるブログ記事などになるような確約もありません。
蛇足になりますが、筆者の場合は最初の3ヶ月程度はほぼ無休、睡眠時間も3時間前後、日常生活も最低限度に制限して、ただひたすら来る日も来る日も書き続けたのを覚えています。
「未経験から始めて1ヶ月でライター収入○○万円!」などといった他のライターの方のキラキラした実績を見るたび、自分には能力がないのではないかと落ち込み、求人サイトを眺めたりもしました。
その度に「落ち込んでいる暇があるなら一文字でも書け!」と自らを叱咤する日々が、過去にはあった上での今です。
つまり、いつ芽が出るともしれない種を育てる作業。それがフリーランス起業です。
ゴールが見えていれば、頑張れるでしょう。ゴールまで辛抱すればよいのですから、忍耐の期間も逆算できます。
しかしフリーランスの道のりには、ゴールもなければいつ芽が出て、いつ花が咲くのかの目安もありません。
努力しても努力しても実らない日々が長い人も、短い人も、あるでしょう。
それでも成功するまで辞めない。その信念一つで、ただ努力し続けることが、あなたにはできますか。
フリーランスは取引先企業に大きく左右される
フリーランス起業すると、会社員がどれだけ会社に守られているのかを痛感せざるを得なくなります。
会社員に嫌気がさして辞めたはずなのに、会社員という身分がどれほどありがたいか。
会社はまるで親が子を守るように自分を守ってくれていたのかと、身に染みて感じるでしょう。
まずフリーランス起業すると、自分で取引先を見つけなくてはなりません。
取引先企業もさまざまです。
詳細な言及はここでは避けますが、会社員の肩書きのない個人というだけで、こんなにも人間性を欠いた対応をされなければならないのか、と人間の性を悲しく思うこともしばしばあります。
中には報酬を踏み倒す取引先もあります。
この場合訴訟にするには金額が小さく、やむなく泣き寝入りということも少なくありません。
実際、筆者も体験しています。
非常に誠実に対応していただける取引先でも、案件の単価が希望より低いこともあれば、事業終了に伴って案件が打ち切られることもしばしば。
こういった取引先企業とのご縁は努力だけだどうなるものでもなく、まさに運任せ、と言わざるを得ません。
例えば明日の天気は、自分の努力を持っても変えられません。
取引先企業とのご縁も、努力が不可侵の領域が多いのが実情です。
フリーランス起業するなら、気長にチャンスの到来を待ちながら、腐ることなく努力し続ける精神的な強さが必須です。
しかしながら、名もなき個人であるフリーランスを、人として重んじ、丁寧に対応してくださるクライアントもいらっしゃいます。
そういった方に出会うと、大変ありがたく、おかげさまで今の自分はあるのだという感謝の念を新たにするものです。
3:本を読まない
本、読んでいますか。
会社員という温室から、身一つで飛び出してサバイバルしようと考えているにもかかわらず、本も読まない。
そういった方は、フリーランス起業には不向きです。

忙しいから、なかなか本が読めない。
こういった言い訳がいの一番に口をついて出てくる方は、フリーランス起業など諦めて、会社員で居続ける方が賢明です。
なぜ本を読まない会社員はフリーランスに向かないのか
本を読むことはすなわち、たくさんの優れた人々の思想に触れ、教えに触れ、知識を得て、自らの思考力や発想力、教養力を高める作業に他なりません。
フリーランス起業したら、自分自身が商品です。
例えば俳優が自らの肉体と魂で役を演じてみせるように、フリーランスのライターは自らの脳を駆使して絞り出した言葉を用いて、この人の文章は人々を魅了するに違いない、とクライアントを納得させなければなりません。
自分の脳力を磨かずに、どうしてフリーランス起業に成功できるでしょうか。
またフリーランスの場合、企画立案も自分で行わなければ案件を得ることは叶いません。
時代の最先端で社会を扇動する偉人たちが何を考え、何に着目し、それをどう捉え、どのように対処しようとしているのか。
直接お会いできる機会はないであろう偉人たちの内面に触れることのできる最高のツール、本を読まずに、どうやって自分自身を高めるというのでしょう。
言い訳する人はフリーランス起業に向かない
先の「時間がないから本が読めない」の話に戻ります。
本を読んで自分の商品力を高めない人は、いつまで経ってもフリーランスとしての付加価値が低いままです。
冒頭のクラウドソーシング「ランサーズ」のデータにもあったように、フリーランスは増加傾向にあります。つまり、ライバルは日に日に増えているということです。
供給量が増えれば、それぞれが得られる収益も下がります。
フリーランス起業したものの稼げないから辞めて会社員に戻るしかない。
これが、言い訳ばかりしているフリーランスの行き着く先です。
しかも会社員に無事戻れるなら良いですが、良い条件の企業に潜り込めるかどうかは全くの未知数でしょう。
フリーランスとして活動していると、自分の責任ではない(と思われる)ことでも、責を問われることもあります。
もちろん内容次第ではNOとはっきり言わなければならないこともありますが、目をつむって受け流すことも少なくありません。
逐一言い訳する面倒で手間のかかるフリーランスなど切り捨てて、他の言い訳せず受注する優良なフリーランスに入れ替えられるのは、時間の問題です。
自分に対しても、取引先企業に対しても、言い訳せず誠実に向き合う。
その姿勢がないならフリーランス起業は、無駄に会社を辞めて無駄にキャリアに泥を塗っただけ、になりかねません。
贅沢好きな人はフリーランス起業に向かない
フリーランスの収入が不安定なことは周知の事実です。
・質素な暮らしは耐えられない
・生活の質は落とせない
・お金が潤沢にないと精神的に不安定になる
こういった性質が自分にはあると自覚している人は、会社員という安定した身分を捨ててフリーランスになるには適しません。
会社員でいれば毎月安定した給与収入が振り込まれ、さらにボーナスも手に入ります。
毎月安定した収入があれば、一定レベルの生活を維持することも望めるでしょう。
それにもかかわらず、なぜ会社員を辞めてまで毎月の収入が変動する可能性が高く、ある日突然収入が途絶える恐れのある不安定なフリーランスになるのでしょうか。
お金に対する不安があると心はかき乱され、集中して案件に取り組むこともままならなくなります。
フリーランス起業を目指すなら、少なくとも半年、できれば1年程度の生活費分の貯金が必要です。
しかもこれは、お子さんの教育資金など用途のすでに決まっている貯金とは別に用意しなければなりません。
最悪フリーランス起業が軌道に乗らない場合は、この予備資金を切り崩して苦渋の時に生計を立てる資金にするのだ、という覚悟の元の貯金を用意してから挑戦するのが妥当です。
プライドが高い人はフリーランスに向かない
フリーランスは、ただの個人に過ぎません。
会社の後ろ盾もなく、社会的地位の保証もない。
何もない人、それがフリーランスです。
だからこそ身軽に、どこでも仕事ができるという利点はあります。
しかし権威で強固に構築された社会に対し、身一つで挑もうというのです。
返り討ちに遭うことは想定内、といった位の覚悟は必要でしょう。
会社員をしていれば後輩や部下もおり、地位も得て、満足ではないもののある程度の給与を約束されていたことでしょう。
それがフリーランスになった途端、全く採算が取れないどころかむしろマイナス、といった安価な案件から始めることになります。
「こんな報酬でどうやって生活しろというのか!?」
「手数料を引かれたら、駄菓子を買うのがやっとの報酬しか手元に残らないではないか!」
フリーランスになった当初は、こんなことは日常茶飯事です。
時として、自分のこれまでの実績やスキル、果ては人生そのものの価値を否定されたような気持ちになることもあるでしょう。
しかしここで考えてみて欲しいのです。
取引先企業はなぜ、フリーランスに依頼するのでしょうか。
もしあなたに特別なスキルや知名度がない場合、理由はたった一つ。
少しでも安価に外注したいからです。
だからこそフリーランスはスキルを身につけ、実績を身につけ、自分の価値を上げなければなりません。
それも、自分が納得するレベルでは不十分。クライアントが納得するレベルにまでスキルを高める必要があります。
自己評価は往々にして甘くなりがちです。
会社員経験を長く積んでいる人ならなおさら、自分自身の仕事の仕方に自負もあるでしょう。
そういったプライドを全て捨てて、平身低頭できるか。
これが、フリーランス起業に成功するか否かを大きく左右するポイントです。
フリーランスと会社員、決定的に違うポイント13選

Image by Free-Photos from Pixabay
フリーランス起業した場合、会社員時代とはどのような変化が予測されるでしょうか。
フリーランスと会社員の大きな違いを、お金と仕事、時間と場所の3つの視点から比較します。
フリーランスと会社員の決定的な違い1:お金編
会社員 | フリーランス | |
収入が入るタイミング | 毎月決まった日付 | 不定 |
収入額 | 毎月固定+ボーナス | 不定 |
収入の増減 | ほぼ変動しない | 毎月変動する |
雇用保険 | あり | なし |
税金 | 会社が申告する | 自分で確定申告する |
会社員は毎月決まった金額が銀行口座に給与として振り込まれるのに対し、フリーランスの場合は報酬の支払日も、金額も、毎月変動することがほとんどです。
その点で会社員は、収入を増やしにくいと指摘されることもあります。
しかし勤務時間や曜日が固定されている会社員なら、週末などに副業して収入を増やすことも可能です。
また税務報告も、副業をしていない会社員であれば、会社が代理で一括申請します。
雇用保険に加入できるので、万が一の事故や病気の際の保証もあり、安心です。
一方のフリーランスの場合には、雇用保険をはじめとする保証は一切ありません。
常日頃から体調管理を万全にし、また不意の事故や病に備えた貯蓄や保険に加入することも考えておく必要があるでしょう。
また経理事務も業務の一環です。ただしその分、会社員に比べると税控除を大きく受けられるメリットがあります。
管理の煩雑さはあるものの、自分の裁量で経費を計上することも可能です。
○近日公開○
確定申告の準備は今すぐスタート!フリーランスのための簡単マニュアル
フリーランスと会社員の決定的な違い2:仕事編
会社員 | フリーランス | |
業務経験 | 会社がさまざまな業務経験を積ませてくれる | 自力で案件を取り経験を積む |
スキル | 会社負担でスキルアップ研修がある | 自費で学ぶ |
実績 | 大きなプロジェクトに抜擢されれば実績ができる | 自力で案件を取り実績を作る |
業務内容 | 会社が決定する | 自分で選ぶ |
フリーランスと会社員、それぞれの仕事を簡単に表現するなら、こうなります。
会社員の場合、会社という大きなバックボーンがあればこそ、福利厚生の一環としてスキル習得の支援が受けられたり、大きな事業に携わるチャンスを得られます。
一方のフリーランスは、スキルを身につけるのも自費です。大きな事業に携われるか否かも運と実力次第。そもそも案件が取れなければ、実績を積むチャンスすらありません。
その反面会社という大きな力の庇護下にある会社員は、会社都合で業務を命じられますから、不本意な業務指示や配置転換、異動も甘んじて受け入れるのみです。
この点でフリーランスはどんな案件にどれだけ取り組むのか、いつどこで働くのか、をはじめ、全て自分の裁量で決定できます。これがフリーランスは自由度が高い働き方と言われる所以でしょう。
フリーランスと会社員の決定的な違い3:時間・場所編
会社員 | フリーランス | |
勤務時間 | 会社が雇用契約書にて決定する | 自分の都合で調整 |
休日 | 会社が雇用契約書にて決定する | 自分の都合で調整 |
有給休暇等 | 労働基準法に伴い付与 | なし |
転勤 | 会社が必要に応じて決定する | 自分の都合で調整 |
フリーランスは、時間と場所についてもほとんどを自分の裁量で決定します。
ただフリーランスに対して、企業と同じ営業時間内の返信対応を求める企業担当者も少なくありません。
また24時間稼働している取引先の場合、時間を問わずコンタクトを取ろうとするケースも見受けます。
フリーランスであっても、自分の基本的な稼働時間帯や曜日を公開しておくと、プライベートと仕事の切り分けをしやすくなるのでおすすめです。
フリーランスと会社員、それぞれ向いている人の2つの特徴

Photo by Hunters Race on Unsplash
フリーランスと会社員、それぞれに向いている人の特徴を一言で表したものが以下です。
詳しく解説していきます。
フリーランスと会社員の決定的な違い1:自力か他力か
フリーランスは、案件を取得することから報酬を得るために請求書を作り、着金を確認して領収書を作成。年度末には税務申告。
日々スキルアップを欠かさず、案件を探して応募したり営業したり。
もちろん体調管理も欠かさません。
仕事ができない状態に陥れば、途端に収入はゼロ。雇用保険も休業補償もないので、倒れるようなことがあれば死活問題です。
そういった意味では、無料で登録するだけで、最高5,000万円の損害賠償が付く!フリーナンスのような保証サービスを活用するのは有効と言えるでしょう。
フリーランスは全てを自己責任において行うという大きな負担がのしかかります。
実務、事務ともに経験が少なく実力が伴わないうちは、苦労もあるでしょう。
上手にフリーナンスなどの外部サービスを利用しないと、業務に差し障る可能性も否めません。
しかしその代わりに、フリーランスは自分の人生を自己責任で、自分が生きたいように生きられます。
自分のやりたい仕事を自分で企画し、自分が一緒に仕事したいクライアントに提案する。
自分の都合でハードに仕事する時期を設けたり、閑散期は長期休みをとってリフレッシュするのもよいでしょう。
まさに、我がままに生きることが叶う。
これがフリーランスの最大のメリットではないでしょうか。
その点で会社員は安定はあるものの、会社が決めた場所で、会社が決めた時間に、会社が決めた業務を、会社が決めた分だけこなします。
会社員は、収入の安定や社会的信用と引き換えに心身の不自由を得て、滅私奉公するイメージが妥当でしょう。
フリーランスと会社員の決定的な違い2:リスクを取れるか否か
フリーランスは心身の自由を得られますが、金銭的不自由や社会的信用度の低さといったデメリットに甘んじなければなりません。
特に現在のような貨幣経済下においては、お金がなければ食べ物を買うことも、住まいを賃貸することもままなりません。
万が一の備えは必須です。
余剰資金があれば常に貯蓄として蓄える他、無料で登録するだけで、最高5,000万円の損害賠償が付く!フリーナンスなどを活用して万が一の事業資金不足や休業に備えることは絶対必要条件と言えるでしょう。
フリーランス起業するなら押さえておきたいポイント9選

Photo by AbsolutVision on Unsplash
いつでも好きな場所で好きな時間に働ける。
自分の好きを仕事にできる。
自由度の高さが頻繁に取り上げられるフリーランスですが、自由と引き換えにお金と社会的信用という安定を失うことは念頭におかねばなりません。
そんなフリーランスとして起業するにあたって、押さえておくべきポイントがこの9つです。
1生活はミニマルに
2収入が増えても生活は大きくしない
3収入が増えたら事業を大きくする
4スキルに時間もお金も投資する
5経理を学ぶ
6体調管理を欠かさない
7収入源を複数持つ
8人と比べない
9社会保障制度を理解する
詳しく解説していきます。
フリーランス成功の秘訣1:ミニマルに暮らす
フリーランス起業するなら、暮らしをミニマルにすることは必須です。
最低限度の生活に慣れておけば、収入が激減しても暮らしのレベルを変えないで済むので、ストレスも不安もありません。むしろ少しずつでも、収入が少ないうちから貯金もできるでしょう。
お金を自分の力で稼ぐのは、決して簡単なことではありません。
すぐにお金を物やサービスに変えてしまうのではなく、一円でも多くお金のまま残しておけば、万が一の時に力になってくれるでしょう。
またある程度お金が貯まったら、100円から取引できる、あんしんFX【松井証券MATSUI FX】などの少額投資を始めるのもおすすめです。
投資は企業に向けてお金を動かし、経済を活性化するという意味で非常に有効です。
企業の景気が上向き、社会の景気が上向けば、いずれ自分自身にも戻ってきます。
だからといって、贅沢は敵!とばかりに片意地を張ってはストレスも溜まるでしょう。反動で必要もないものまで買ってしまう恐れもあります。
節約を楽しむ思考回路に慣れるために、まずはできるだけお金を使わない生活を日々の基本にするところから始めてみませんか。
フリーランス成功の秘訣2:収入が増えても生活は大きくしない
フリーランス起業が軌道に乗り、収入も安定してくると、つい生活コストを上げたくなってしまいます。
しかし気の緩みは禁物です。
いつ状況が暗転するとも限りません。
報酬の単価が上がったり、大きな案件を取れるようになった時ほど、気持ちの手綱を引き締めて節制に励みます。
フリーランス成功の秘訣3:収入が増えたら事業を大きくする
収入が増えたら、事業を拡大しましょう。
例えばライターの場合、自分一人で書ける文字数には上限があります。
つまりもし寝ずに書き続けても、1日にかける文字数に限りがあり、文字単価が極端に上がらない限り収入を大きく増やすことはできないということです。
しかしもしロリポップ!などのサーバーをレンタルし、独自ドメインを取得して自分のメディアを立ち上げて広告収入を得られるようになれば、収入源を増やせます。
○近日公開○
本当におすすめなレンタルサーバーはどこ?
レンタルサーバージプシーの筆者がたどり着いた答えとは
自分一人ではできないことを、その道のプロに外注するのはどうでしょうか。
受注できる案件の幅も広がります。
クラウドワークスやクラウドソーシング「ランサーズ」、スキルのフリマ【ココナラ】では、自分が案件を受注するだけではありません。
業務を発注することもできるので便利です。
自分の暮らしを大きくして生活コストを上げても、収入は増えません。
しかし100円から取引できる、あんしんFX【松井証券MATSUI FX】で少額投資したり、事業投資すれば、将来大きな金銭的見返りを期待できるようになります。
フリーランス成功の秘訣4:スキルに時間もお金も投資する
フリーランス起業に成功するには、絶え間ないスキルアップが必須です。
古い情報、古いスキルしかないままでは、新しい情報やスキルを持った人に仕事を全て奪われてしまいます。
- 本を読む。
- セミナーを受講する。
- 通信教育を受ける。
- 人に会いに行く。
これらはフリーランスに欠かせないものです。
自己投資しなければ、お金を生み出す自分自身にもなれません。
どれだけの実体験を積んだか。
それこそが、フリーランスのクオリティを大きく左右します。
今はあらゆる情報がYouTubeから手に入ります。
しかしそれは2次情報、3次情報に過ぎません。
生の情報に触れること。一次情報に触れ続けること。そしてそのために投資を惜しまないことこそが、成功するフリーランスの秘訣と言えます。
フリーランス成功の秘訣5:経理を学ぶ
「お金のことに疎いんです。」
「税制とか、よくわからなくて・・・。」
こんな言葉を発して笑っているなら、重症です。
分からないと分かっているのなら、今すぐ経理の勉強をしましょう。
フリーランスの業務は、案件を取得しそれを納品するだけではありません。
経理管理も大切な業務です。
フリーランスは一人親方です。
社長であり、営業マンであり、作業員であり、事務員です。
税制はどんどん変わっていきます。
知識がないことで確定申告に膨大な時間がかかれば、業務に大きな支障をきたします。
また税の知識がない故に悪意はないままに結果として不正を働けば、社会的信用を失いかねません。
全てが最初からオールマイティにできる人はいません。
しかし自分に足りない物に気付いたのなら、すぐに学んで分かるようにする。
この姿勢は案件をこなす上でも、事務作業を行う上でも欠かせません。
フリーランス成功の秘訣6:体調管理を欠かさない
フリーランスは雇用保険に入れません。
会社員なら病気のために長期休業すれば、雇用保険からお見舞金や給料保証が支給されます。
しかし雇用保険に加入できないフリーランスには、こういった社会的補償は皆無です。
そのため筆者も利用していますが、【FREENANCE】のような補償サービスに加入しておくことは重要と言えます。
それと同時に、日頃からの養生は必須です。
案件が詰まっている時や納期が迫っている時。特に駆け出しで単価が低い時は、数多くの案件をこなさねばなりません。
眠る間も惜しんで業務に当たらなければならない時期もあるでしょう。
しかし最近では、睡眠負債の問題も取り沙汰されています。
筆者も駆け出し期3ヶ月間の運動不足(ほぼ皆無)と睡眠不足、食の不摂生(惣菜と一袋20円の蕎麦、サプリメントとプロテイン)が祟ったのか、体重は6キロ増加し、極度の体調不良と肌荒れに苦しみました。
こんな状態では頭も働かず、作業効率も恐ろしく低下。ますます眠れない負のサイクルに陥りました。
しばらくの間仕事量を減らさなければならない状態に追い込まれる経験もしています。
だからこそ、声を大にして申し上げます。
体調管理はフリーランスの基礎の基礎です!と。
フリーランス成功の秘訣7:収入源を複数持つ
フリーランスのリスクヘッジとして、収入源は複数持つことをおすすめします。
そのためにも収入が増えたら、ぜひ事業投資したいところです。
ライターの場合の収入源の増やし方事例
- クラウドワークスやクラウドソーシング「ランサーズ」、スキルのフリマ【ココナラ】に登録して受注
- 企業サイト内のライター募集に応募
- ワードプレスでメディアを作成し、広告収入を得る
- ライターのスキルをノートで販売する
- YouTubeチャンネルを運営して収益化
- ライター志望の人にライティングスキルを教える
- 作文や論文を代筆するサイトに登録して受注する
これはライティングに特化した場合のほんの一例です。
このほかにも、ウェブマーケティングスキルを身につけたり、動画編集スキルを身につけたり。スキルを増やしながら、そこから収入源を増やしていくことも可能です。
また一つの取引先からの報酬に依存するのも危険です。
いつどの収入源が途絶えても困らないように、常に収入源を複数持つように努めます。
ライターにおすすめ!ぜひ登録しておきたいクラウドソーシングサイト徹底比較
フリーランス成功の秘訣8:人と比べない
ネットサーフィンしていると、何ヶ月でこれだけ稼げました!と謳う記事は無数に見つかります。
その全てが真実か否かは別として、こういった記事はたとえ記事作成の学びのためであっても閲覧しない方が無難と考えます。
純粋に稼ぐためのスキルを学ぶという意味では有効な情報も多く含まれているでしょう。
しかしその内容と自分の実績を比較すると、特に伸び悩んでいる時は、心が折れる原因にもなりかねません。
人が何かに挫折するその最大の原因は、誰かと比較することにあります。
「こんなに頑張っても努力が実らない。」
その時に怒りや不満が沸き起こるのは、
「あの人は、他の人は、こんなにできているのに!なのに自分ときたら全然できていないじゃないか!」
と比較するからに他なりません。
例えば、有名ブロガーと自分。
スタートした状況も、スタート時点のスキルも違います。仮に同じように努力しても、出会う人や状況が違うのですから、同じ結果は到底見込めません。
比較することに、何の意味もありません。むしろ害悪しか生み出しません。
人と自分を比較する暇があるのなら、まだ努力の余地があると言えます。自分の現状をしっかり見つめて、ただひたすらに努力を重ねましょう。
溢れる情報の中で目を向けるべきは、自分をスキルアップさせるものだけ。
比較し、劣等感を抱かせる情報は、自分には不要な情報です。そんな情報を処理する労力を、1分たりとも時間を割いてはいけません。
フリーランス成功の秘訣9:社会保障制度を理解する
いつでも最悪のケースを想定し、その備えをすることは、成功のために爆進するために重要です。
フリーランス起業して、失敗した。
その時は、再就職先を探さなくてはなりません。
しかし社会情勢や自分自身の条件等によっては、思うように再就職が決まらない恐れもあります。
手元の資金も底をつき、日雇いバイトも思うように勤務に入れず、家賃を払うことも難しい状況になった。
親族にも頼れない状況にあれば、社会保障制度を頼るより他ありません。
最後のライフラインと呼ばれる生活保護も、担当者や自治体によって対応はまちまち。法令上の基準を満たしているにもかかわらず、申請を受理せず難癖をつけるといったケースも多々見受けます。
○近日公開○
ライターは見た!これが生活保護の実態だ!
福祉事務所の担当者の言うがままに泣き寝入りし、自分に与えられた権利をむざむざ放棄することのないよう、万が一生活保護申請が必要になった場合はどのような手続きを踏むのか、法的な要件は何か、といった事項も、大まかにでも理解しておくと安心です。
これは決して生活保護申請を推奨するものではありません。
しかし、いつ何時働けない状況になるとも知れないという、最悪の事態への備えの重要性。そして、最悪の事態への備えがあればこそ、苦労はしても命まで取られることはないのだと安心して努力できるのだと申し上げたいのです。
フリーランス起業は目的ではありません。よりよく生きるための手法の一つに過ぎません。もし失敗しても命は繋げられるよう、事前に備えておきたいものです。
そしてがんばり過ぎるあまり、よりよく生きるという目的を見失わないように注意しましょう。
フリーランスか会社員か、迷った時に考えたいこと

https://pixabay.com/images/id-1208283/
なぜフリーランスになりたいのでしょうか。
なぜ会社員をやめなければならないのでしょうか。
会社員をやめなければならない決定的な理由がないなら、会社員という身分を捨ててまでフリーランスになることはおすすめできません。
もし迷いがあるなら、まずは副業からフリーランスで取り組みたい業務に挑戦してみるのがおすすめです。
この時、「時間がないから副業は難しい」という言い訳が出るなら、会社員のままいるのが良いでしょう。
何か新しいことを始める時のポイントは小さく始めることです。
フリーランス起業する場合、生活をミニマルにし、収入が増えても生活を大きくしないことと先に申し上げました。
小さく、ということは、リスクヘッジとして大変有効です。
・できるだけお金をかけない
・できるだけ小規模に
この2つの条件に当てはまるのが、いきなりフリーランス起業を目指すのではなく、まずは副業から始めることです。
会社員を辞めることに迷いがあるうちは、フリーランス起業はおすすめできません。ここまで解説したように、フリーランス起業は多くのリスクを伴います。
また自分自身の本気度や覚悟を確認し、やりたいと思っている事業内容に需要があるのかどうか確認する意味でも、副業から始めることは有効です。
まとめ

https://pixabay.com/images/id-581131/
フリーランスであれ、会社員であれ、仕事は人生の目的ではありません。よりよく生きるための、ただの道具です。
しかし1日のうちで仕事に費やす時間は非常に長いこと。また仕事から得る収入が人生の質も大きく左右することから、フリーランス起業するか、会社員を続けるかは悩ましいところではないでしょうか。
この記事に巡り会ってくださったあなたもきっと、迷いの真っ只中にあることでしょう。
かくいう筆者は、家族あり・貯金わずか・スキルなしの背水の陣で、半ば心を病んだ状態からフリーランス起業しています。
毎日会社員に戻るか、アルバイトで食い繋ぐか、と悩みながら過ごした日々もありました。
そういった体験から、やればやっただけのことは返ってくるとも思っています。
その代わり、どれだけ本気なのか、背水の陣で取り組めるのか、は問われるとも思うのです。
今筆者に言えるのは、フリーランスは楽しいですよ、ということ。おまけに収入も増えました。
勤務時間は圧倒的に伸びましたが、好きなことを好きな場所でしているので、会社員時代の心身へのストレスに比べれば楽なものです。
働くことは楽しいことと考えています。
社会に貢献し、社会に還元し、人に、未来に繋がっていく行為です。
その過程における選択肢の一つがフリーランス起業であれ、会社員を続けることであったとしても、あなたのより良い人生の一助になることを願って止みません。
筆者でお答えできることは多くありませんが、もし何か知りたいことがあればコメントやTwitterからお問い合わせいただけたら、精一杯お答えしますのでご連絡ください。
長文を読了くださり、ありがとうございました。
あなたのお仕事の選択に幸あらんことを!
コメント