自分の好きなことを仕事にしたい。会社員は自分に向いていない。毎日満員電車に揺られながら、そう思い描く人は少なくないでしょう。
・起業は成功しても失敗しても地獄
・個人事業主は最底辺
・会社員は安心安全
・それでも個人事業主として起業するのが向いている人とは
個人事業主として起業するとどのようなことが起こるのか。詳しく見ていきます。
起業は成功しても失敗しても地獄
会社員として生計を立てられているなら、会社員としての実績をかなぐり捨ててまで個人事業主で起業をする必要はありません。
好きな場所で自分の好きな働き方をしたい。会社に依存しないで自分で生計を立てられるようになりたい。
しかしそう思う人のほとんどは、起業することなく会社員を続けます。
そしてその判断は妥当です。
その理由を、個人事業主と会社員のメリットとデメリットから見ていきましょう。
個人事業主として起業するメリットとデメリット
個人事業主として起業するメリットとデメリットを、以下の2つの視点から考えます。
1:個人事業主として起業した本人の心情
2:個人事業主として起業した人の社会的立ち位置
人間は社会的な生き物ですから、社会における立ち位置は度外視できません。
実際にフリーランス起業するか否かを考える際にも、この2つの視点で自分の価値観の棚卸を行います。
フリーランス起業すると究極の自由が手に入る
フリーランス起業すれば、数々のインフルエンサーが声高に述べるように、時間も場所も拘束されずに働くことができます。
ただし、自由には大きな負の側面もあることを忘れてはなりません。
自由な働き方の光と闇について、詳しく見ていきます。
フリーランス起業するメリット
まずフリーランス起業するメリットから見ていきます。
フリーランス起業すれば、働き方も収入も、自分の裁量でコントロールできます。
多くの収入が欲しい時は残業時間の上限を気にすることなく働ける一方、同僚の様子を伺うことなく長期休みを取得することも可能です。
また事業に成功すれば、大きな利益を得て一気に富裕層に名乗りをあげることも不可能ではありません。
フリーランス起業するデメリット
ではフリーランス起業には、どのようなデメリットがあるでしょうか。
フリーランスになると、全てが自己責任になります。
会社という後ろ盾がないために社会的信用度が下がるため、住宅ローンのような大きな金額のローンも組みにくくなるでしょう。
自分で営業して仕事をとらなければ、容易に開店休業状態に陥り収入源も途絶えます。
事業を起こして失敗すれば、その責務は全て自分に降りかかります。巨額の借金を背負って生活にも困る事態に陥らないとも限りません。
フリーランス起業するメリットとデメリットの比較
ここまで見てきたフリーランス起業のメリットとデメリットを、分かりやすく表にまとめました。
自由には大きな責任を伴います。
会社に属さなければ、大いなる自由が手に入ります。
しかしその代償として、社会的な地位や信用度は著しく下がり、発生する不足の事態に対しても全て自分で対処しなければならなりません。
たとえフリーランスとして成功し、大きな利益を出す経営者になっても、社会的信用度は会社員より低くなる傾向にあります。
フリーランス起業には大きく成功する可能性と、大きく失敗する恐れが共存します。
しかもその責任は全て自分で負わなくてはなりません。
さらに会社員の時よりも自分自身の社会的信用を下げ、万が一の際の保障を失うのと同義です。自由の代償は完全なる自己責任であるということを念頭におく必要があります。
会社員はメリット満載な身分
会社員でいるだけで、数々のメリットを享受できます。失う物が少ない代わりに、我慢や忍耐が必要なのは否めません。
会社員のメリットとデメリットを詳しく見ていきます。
会社員のメリット
会社員の最大のメリットは大きく2つに分類できます。
会社員であるということは、社会的な評価は安くなることでもあります。
例えば住宅ローンを組む予定や転居する予定があるなら、必ず会社員である間に全て済ますべきです。フリーランス起業してからでは、契約できない可能性も十分にあります。
フリーランスになった途端に、社会的身分が大きく低下するため、保証審査を通過しにくくなるのです。
一度会社員になって雇用契約を結べば、労働基準法に守られるので簡単に解雇される事はありません。 万が一解雇されて仕事を失っても、失業保険を受給できるのである程度の生活を守れます。
毎日会社に出勤していれば、業績に貢献してもしなくても、極端に言えば仕事をしてもしなくても、決まった給料毎月受け取ることができます。
あなたの周りにこんな同僚はいませんか。毎日欠かさず出勤するものの、時間をつぶして帰っているだけにしか見えない働きぶりの人物が。
極端に大きな失敗をしない限り安定を維持できるのが、会社員という働き方です。
会社員のデメリット
社会的信用が高く身分や給与が保証される会社員ですが、2つのデメリットがあります。
会社員であれば避けて通れないことを具体的に挙げてみます。
・朝起きて会社に行く
・満員電車に揺られて通勤
・就業時間を守らなければならない
・苦手な人とも、円滑な人間関係を保たなければならない
・上司の理不尽な業務指示にも従わなければならない
・懸命に努力しても、給料は上がらない
会社員は様々な保証で守られています。
その一方で、朝起きてから帰宅するまで、会社を離れている時間も会社から束縛され、自由を奪われます。
保証の代償として、 人として許された自由の一部を明け渡している状態といえます。
また会社員でいる限り、大きな成功を収めるチャンスもまず見込めないでしょう。
会社員のメリットとデメリットを徹底比較
会社員のメリットとデメリットを、わかりやすく図で比較します。
会社員でいれば、生きていくのに必要な保証が受けられます。
その反面で自由はなく、どんなに頑張っても突き抜けたお金持ちになるほどの給料を得ることはできません。
成功もない代わりに失敗もない。死なない程度のぬるま湯の中で生き延びるイメージです。
個人事業主は加点主義、会社員は減点主義
フリーランス起業して生きていくなら、他より秀でた部分を研ぎ澄ましていく必要があります。
プラスの部分の数が増えるほど利益を出し成功しやすくなることから、フリーランスは加点主義といえます。
会社員は、フリーランスとは真逆の減点主義です。
大きな失敗さえしなければ、お金持ちにはなれないけれど死なない程度に会社に守られながら安定した社会的地位を得られます。
人生は常に選択の連続です。2つの選択肢の両方を得ることはできません。必ずどちらかを捨てなければならないのです。
両立はできません。
安定を成功とする考え方もあれば、挑戦しないことを失敗とする考え方もあります。
自分の価値観や経済状況、ライフスタイルを考慮して慎重に検討しましょう。
失敗を最小化しながら個人事業主で起業し、成功を最大化する唯一の方法
このまま会社員で生涯を終えたくはないが、いきなりフリーランスで起業するリスクは取れない。そう思うのが自然なことです。
それでも、フリーランス起業を実現する方法はあります。
具体的に解説します。
会社員か個人事業主かの選択を先延ばす
会社員とフリーランスでは、ライフスタイルそのものが一変します。
ですから、決して決断を焦ってはいけません。
何か新しいことを始める時は、リスクを最小化することが失敗しないために重要です。
副業から始め、事業が軌道に乗り収益が大きくなった時点で個人事業主として起業し、退職すれば十分です。
個人事業主で起業しても、失敗するが恐れなくてよい
一度会社員を辞めてフリーランスで起業したものの、事業に行き詰まり廃業すると、就業期間に空白ができます。
この履歴書の空白期間が、再就職の際に不利になるのではないかと恐れる人もいるでしょう。
しかし心配は要りません。起業し失敗した経験は、意外にもウケます。特に中小企業の経営者にとっては自尊心をくすぐりつつ、経営者の苦労も理解できる人材として重宝されるでしょう。
もっとも恐れるべきは、可能性に挑戦せずに時期を逸し、あの時に挑戦しておけばもっと違った人生だったかも知れないと後悔しながら長い人生を生きることです。
今は低コストでネットショップを開業することもできます。
CrowdWorks(クラウドワークス)やクラウドソーシング「ランサーズ」、スキルのフリマ【ココナラ】を使えば、簡単なライティング作業やプログラミング、動画編集の案件を受注することも可能です。
いずれも登録で利用登録できます。売り上げが発生しなければ、手数料も一切かかりません。
副業を始めるなら、クラウドワークスとココナラの会員登録は済ませておきましょう。
日本最大級のクラウドソーシング「クラウドワークス」の無料登録はこちら
↓↓↓
クラウドソーシング「ランサーズ」の無料会員登録はこちらから
↓↓↓
↓↓↓
個人事業主に対する補償サービス、フリーナンス
フリーナンスは、フリーランスがぶつかるお金に関する困りごとをフォローするサービスです。
フリーナンスを活用すれば、個人事業主としての信用情報を積み上げながら、個人事業主が遭遇する報酬不払いや働けなくなった時の保証といった安心も手に入ります。
フリーナンスは登録無料です。
副業でも登録できるので、ぜひ登録だけでも済ませておきましょう。
失敗のリスクを最小化しながら成功のチャンスを逃さない
何かに挑戦すれば失敗はつきものです。
しかし失敗のリスクを恐れれば、成功のチャンスも逃します。
今会社員という身分があるなら、焦って個人事業主になるのは止めるのが妥当です。
まずは副業から始めて、事業が成功する可能性をしっかり見極めてから次の決断に向かいましょう。
会社員として安全に守られていれば、さまざまな可能性を模索して挑戦することも可能です。
使えるものはフル活用して失敗のリスクは最小化し、成功の確率を最大化しましょう。
コメント